房総単機旅団

原付による房総を中心としたツーリングレポートを中心に、青年から中年、そしてその先へと向かう4匹のおっさんの人生のアレコレを、房総単機旅団と名前だけは勇ましく緩やかに記録する。

新中川を眺めつつ首長竜について考える

スーパー「いなげや」で買い物をした帰り、回り道をして新中川沿いを歩いて帰る。

日差しがあり、風が吹いていないと川沿いはかなり暖かい。ぼんやり歩きながら水鳥を見ていると首の長い河鵜がいた。それから連想して思いは首長竜に至った。

UMAのサイトなどで見る首長竜、プレシオサウルス系の画像にはその形状に無理があることが多い。プレシオサウルスの首は頸骨の形状から、上方向にはほんの少ししか曲がらない。ちなみに左右にもしなやかに曲げることができない。曲がるのは下方向だけだ。水面近くを遊泳しつつ、下を通る魚を狙っていたのではないかというのが現在の通説かな。そもそも水面に高く首を出す理由が希薄だ。水面を漂うように泳いでいたらしいので、呼吸するだけならほんの少し首を上げれば済むことだし、水中でピントが合うように眼が適応していたのなら水上ではよく見えなかったのでは?水上に何かがいるとすれば翼竜くらいだろう。首長竜は積極的に翼竜を狙わなかったのではないか。頭のサイズと長い首を考えると、翼竜を喰い千切って呑み込むよりは、魚を頭から丸呑みする方がはるかに簡単だったろう。逆に翼竜が襲ってきても首長竜は持ち上げられないし、下手をすれば墜落してしまうだろう。そうなれば自力で飛び立つことは出来ないので溺死を待つか何かに喰われてしまうかだ。だから首長竜は上を警戒する必要はほとんどなかっただろう。むしろ敵がいるとすると同じ水中だし、獲物も水中だ。水面上に頭を出している時間を最低限にして水中に目を向けていたと思う。そして体は小さく、海亀のような扁平な形をしていて、水面上にはほとんど出ない。だがしかし、プレシオサウルスではないか?とされる画像の多くは、首を水面上に高く持ち上げ、体は山のように現れていることが多い。長い長い年月の間に、そのような形状に進化してきたのでなければ、プレシオサウルスである可能性ははぼゼロだろう。有名なシャンプレーン湖のチャンプとされる写真も、首長竜の首を思わせる黒い蛇のような物体が水面でしなやかに水しぶきを上げてのたうっている。プレシオサウルスの首はああは曲がらない。水生の爬虫類は、イクチオサウルスにしてもモササウルスにしても皆首が短い。哺乳類だけどイルカもクジラも短い。首の長いプレシオサウルスはかなり特異な存在だったんじゃないかな。そんな危うい形態が後々まで生き延びることは難しいんだろうな。そんなことを考えた。

帰ってから、車庫のシャッターを恐る恐る開けた。イヴをチェックしてみたところ、オイルの漏れは見当たらない。ドレンボルトにオイルが滲み出したりもしていない。

やはりGAGにはアドレスのドレンワッシャーが流用できるようだ。週末、少し走れると良いのだけれど。