房総単機旅団

原付による房総を中心としたツーリングレポートを中心に、青年から中年、そしてその先へと向かう4匹のおっさんの人生のアレコレを、房総単機旅団と名前だけは勇ましく緩やかに記録する。

やっぱり銚子へ!

短距離走行ばかりだったので更新せずにいたらば二ヶ月も経っていたんだねえ。光陰矢の如し。

ここ最近忙しく、睡眠時間が四時間稼げないような日々が続いてしまったんだけど、無理してでも銚子まで走ることにした。が、やっぱり若干後悔を伴うこととなるのであった…。

九月十四日の朝はせっかく強引に早起きしたのに雨が降っていた。アメッシュで確認すると雨雲は比較的小さく、待てば何とかなりそうな様子。仕方がないので仮眠をとりつつ九時過ぎまで待機して出発。

走り始めて約五分。一時停止で止まった際にウエットな路面に足を滑らせてまさかの立ちゴケ!慌ててアオイちゃんを起こしてチェックすると、幸い初期点検時に装着してもらったフェアリングガードが削れただけで本体は無事な様子!良かったよ付けておいて!

呆然とするアオイちゃんにひたすら謝りながら慎重に走行開始。その後は特にコケるようなこともなく淡々と走る。途中、通り雨に濡れるも、まだ気温が高いので問題にならない。銚子に着くと、まず海と一緒に撮影を。生憎の曇り空が憎い…。

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銚子の海とアオイちゃん

海は荒れていますなあ。風が強い。

まだ時間も早かったので、もう少し先まで走ってみることにしてみた。これが間違いだった!

なんでもないトコロでバランスを崩してまたもや立ちゴケ!しかも今度はよりにもよって反対側に転げてしまった。残念なことにマフラーに傷がついてしまった…。二度も転げて本当にゴメンな!

心を閉ざされるのではないかとビクビクしながら引き返す。

「キレイな方がよいですけど、仕方がないのでこうなったらドンドン乗ってください~。本当にコワいのは傷つくことよりも乗ってもらえなくなることです~」

なんだか慰められちゃったかも。

大人しく、いつもの君ヶ浜で海を眺めて過ごす。考えてみれば生きる辛さを和らげるためにこの海を眺めにきたのだった。

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いつもの灯台

先日の台風で千葉県はまだ停電や断水で難渋しているところがたくさんある。銚子は幸い復旧しているけれど、浸水の被害などがあちこちで出てしまった。

海岸は洗われたようにキレイだった。きっと海中も浄化されているのだろう。

人にとっては恐ろしい台風も、自然には恩恵な部分もあるのかもしれない。

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銚子大橋とアオイちゃん

雨でドロドロになったので、いつものデッキの水道でアオイちゃんを洗えるだけ洗う。罪滅ぼしの意味もこめて…。夕方前になってやっとで晴れたねえ。

今回、ナンカイさんとこのサイドバッグを導入してみたのだけれど、これだけで一泊二泊くらいなら十分荷物が収まってしまう。背中が空いているとたいへん走り易い。乗り降りする際も邪魔にならないし、これは本当に便利だ。

定宿のかもめホテルさんにお伺いするとオーナーの宮内さんが出迎えてくださった!そしてまたもやお土産を頂戴してしまうのであった。本当にいつもいつもお世話になっているのに良くしてくださってありがとうございます。感謝の念で一杯です。今回も泊まれてよかったです。

晩はこれまたいつもの鈴女へ。シャワーを浴びてすぐに出て、開店直後だったので即座ることが出来た。最近はいつもカウンターの端だ。

秋刀魚の刺身と鰯のフライ、シメに鮪のヅケ丼を頂く。今年は秋刀魚は本当に不漁なんだな~。鮮度がイマイチだと思ったのは十年以上通ってはじめてのことだ。塩焼きにしてもらえばよかったかも。鰯のフライはビールに合うし、毎度の添え物とは思えないたっぷりなサラダが嬉しい。丼はここのところ毎回違ったのを食しているのだけれど、こちらのヅケはまろやかで上品な旨味があって舌鼓を打たされたす。鮪の量も酢飯よりも多いくらいで満足度高し。生ビールとお通しを入れても三千円ちょっと也。ここ何回かは画像が無いんだけれど、それはTシャツに短パン、ビーサンという格好で店に行っているため、財布くらいしかポケットに入らないのが理由。地元住民よりもジモティッシュな格好で歩くんじゃねえ!

セブンでビールその他を買い込んで、「アド街」を見ながら晩酌。その後の「新・美の巨人たち」まで見て、十時半に早々に寝てしまう。

翌朝、六時前に起床。久しぶりに熟睡したので爽快な気分。空も晴れているし、予定通りに鹿島まで走ることに。

今日は立ちゴケとかしないようにしなくちゃ…。

「お願いしますよ、マスター!」

はい!気をつけます!

…だがしかし、走り出して気付く。全く立ちゴケなんてする気配も無い。それなりに上手に操れている。そういえば、昨日立ちゴケた時の記憶が曖昧だ。状況をよく思い出せない?

寝不足で意識が朦朧としていたのでは!

なんてことだ…人間やっぱり寝ないとダメだよ。大きな事故を起こさなくて本当に良かった。自分だけならまだしも、他の方を巻き込んでしまったらどうすんだ!

今回のことを教訓として、これからは睡眠不足で無理やり走ることは厳禁としよう。

まー、アオイちゃんはシートまでが高くて爪先立ちなので、普通に立ちゴケる可能性はままあるのだけれども…。

朝早い時間なので道は比較的空いている。七時頃出発で、一時間ちょいで鹿島神宮に着いてしまった。快調也。

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鹿島神宮 神域壱

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鹿島神宮 参道

参道の脇は神域なので人は立ち入ってはいけません。つか、この季節だと狂暴化したスズメバチがわんさかいて、わざわざ入るヒトもいないだろうけれど。

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鹿島神宮 奥宮

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鹿島神宮 神域弐

台風の影響で、大量に枝が落ちていたり、残念ながら倒れてしまった木もあった。

時間に余裕があったし、今日は空いていたので、お詣りしていなかった神様にも御挨拶をさせていただきながらノンビリと過ごす。空気も清浄で心身ともに健常化していただいているかのよう。アオイちゃんとお詣りするのは初めてだね。

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アオイちゃんの姉妹w

帰ろうと駐車場に向かうと、お隣りに姉妹が止まっているではないか!

気を利かして止めてくださったんだろうなあ。スズキ愛を感じます。スズ菌ですねw

ありがたく一枚撮影させていただきました。これは良い記念撮影になった。

それにしても三台目のヒト、なかなかの積載量だね!

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道の駅 水の郷

ぐるっと潮来を巻いていつもの道の駅に。

台風にさらわれないように木製のテーブルは階段の上に移動させられていた。眼前に広がる砂場はとってもキレイだ。台風に洗われたのだろう。利根川も蒼く澄んでいる。きっと川底のドロドロが掻きまわされたのだろう。

まだ十時過ぎだったので、コーラを一本飲んで、お土産を少し買って、特に何も食べなかった。

利根川沿いを高速走行。5500回転くらいで十分流れに乗れる。レアなGAGじゃないし、対向車線のバイク乗りの方達には手は振ってもらえないだろうなと思って走っていたらば、十数回も振っていただけてしまった!バイク乗りで良かったよ(泣)。

その後、利根川沿いを降りるといつもの三回ほどの渋滞に難儀しつつ、しかし特に事故もなく無事に帰還。

二時前には着いてしまった。

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777

木下駅で休んだ際、偶然にも総走行距離が777Kmに。

縁起良いのではと思い撮影w

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今回の走行距離

279Kmの旅だった。

総走行距離は819kmになった。

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燃費

アオイちゃんは燃費も計算してくれるのであった。なかなか良い数字が出ているね!

今回も銚子と帰ってからの江戸川とで給油しているのだけれど、合計で785円しかかかっていないのだ。やっぱし125ccは効率が良いや。

年内、あと一回くらいは行きたいものだ。