房総単機旅団

原付による房総を中心としたツーリングレポートを中心に、青年から中年、そしてその先へと向かう4匹のおっさんの人生のアレコレを、房総単機旅団と名前だけは勇ましく緩やかに記録する。

第二次銚子攻略作戦発動

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出発は前回と同じくらいの9時くらいに走り出しで。天気は快晴。雨降りにならずに本当に幸運でした。

ガソリン満タンでエンジンも快調。あっという間に成田街道に突入。そして八千代前後でいつもの渋滞。夏とはいえ、走っていれば涼しいものです。特にRam3は優秀で、アタマがほとんど蒸れません。しかし、それは快調に走っていればのこと。渋滞にハマると途端に猛暑にウダルことになります。本当にこれは辛い!サングラスも曇ってしまうので、バイザーを開いたりして凌ぎました。

ユーカリがおか辺りでまた走り出しました。ここからはずっとスムースな進行になりました。しかし、前回は走り出してすぐの頃で、まだエンジンの慣らしさえ終了しておりませんでした。法定速度そこそこ走行のため(恐らく巡航速度は15Kmに満たなかったハズ)、いやはやとんでもなく時間がかかり、この道のりのイメージはかなりの遠距離になっていたのですが、進化した現在では「え、ここってこんなに近かった?カーブ間違えてない?」てなカンジでした。はっと気付くと休むこともなく成田を通過。一挙に道の駅「多古」まで走ってしまいました。


道の駅 多古

「多古」は思えば最初に訪れた道の駅。最初だから比較できなかったのですが、ここは綺麗でとても優秀な道の駅ですよ。トイレも広くて清潔だし。設備も申し分ないし。景観も個人的にはたいへん好ましいものですし。おや?施設の周辺の池で大量に飼われていた金魚が一匹もいないぞ?全滅?水分補給をして、ちょっとウダウダと休憩。前回は昼食はここでしたが、現在の時刻は11時半。まだ早いように思えましたので、さらに先へ進むことにしました。

多古を出ると、お楽しみの田んぼの間の道コース。こういう道を走るのが好きなんですよ。天気も良いし、輝く稲の葉が美しいです。夏の緑は生命力の強い色彩で、見るだけで元気が湧いてきますね。しかし、あっという間に126号に進入。この道って、こんなに短いものだったのね・・・。

126号は旭市を抜けるくらいまではゴチャゴチャした街中の道になって、あまり走りやすくはありません。ここら辺は慎重にゆっくりと走ります。しかし、飯岡町に入った辺りからは道も広くなり、真っ直ぐで、とても走りやすくなります。景観はほぼ田んぼです。そしていよいよ銚子市に入ると、多少アップダウンがあり、カーブがありの楽しい道になります。わー面白い~と走っていたらば、着いてしまいました、銚子駅!時刻は13時。多古でのお休みを入れて丁度4時間といったところでしょうか。・・・銚子も近くなったものだなあ・・・。


銚子駅

駅から利根川方面に進みます。なんだか地元のお子さまが小さなかわいい神輿を担いでいるぞ。お祭りかな(今思えば、これが恐怖への伏線であった)?本日お世話になるビジネスホテル「中央」さんを横目で見つつ、利根川前を右折。犬吠崎方面へ向かいます。

なんだか、FUJIKOがまたパワーアップしているぞ?もうエンジンの進化は終了したとばかり思っていたのですが、パワフルに回る回る。特に低速域での回転とトルクが、今までに感じていたものとは別物になってしまっているような?ううむ、時々は長距離を走らせてあげないといけませんね。銚子は昨晩のアド街効果なのか?今までになく混雑しております。すごい人出!君ヶ浜までなんとか走らせて、そのまま砂浜にFUJIKOで進入。おお、太いタイヤは伊達じゃない!スイスイと走って、草地に停車。海を撮影しました。126号に入った辺りから、天気は残念ながら曇りに変わってしまいました。あまり綺麗に撮れませんね~。また明日の朝にでも来てみますか。


FUJIKO


遠くに見えるは犬吠崎の灯台


サボテン このサボテンの実は美味だとか?


サボテンの花


その後、灯台は今回はパスして、「地球の丸く見える丘展望台」へ向かうことに。知らないとちょっと判り難い場所にあります。看板なんて、カーブしている坂の方向を変える場所に立っていますので、いきなり反応するのって難しいんじゃないかな?この辺りの標識はこれが多いように思えます。もう少し初心者にも判り易いようにしてあげた方が喜ばれると思いますよ。それはさておき、到着しました。駐車場からテクテク登って行きます。公園を通っていくのですが、早くも老朽化というか、荒れた雰囲気が・・・少し悲しいので、もうちょい整備しましょうよ。予算が無いのかな?


地球の丸く見える丘展望台 景観1(ちなみにこの階段が入り口ではないのです。左手のスロープからどうぞ)


展望台の入館料は300円。なるほど、安い!これでは無理もないのかな。建物は三階と屋上形式になっていて、屋上が勿論目玉です。なんだかヒトが多いですよ。これは間違いなくアド街効果ですね。ナゼなら今日は曇っているので、景観がボヤっとしてしまい、地球が丸く見えませんから(笑)。9月の本番では晴れてくれると良いのですが。


地球の丸く見える丘展望台 景観2


地球の丸く見える丘展望台 景観3


醤油工場 こんなに近くても、二ヶ所ともハズせないってコトですね!ナゼかフィリピンという札もありました(笑)


三階は飲食のスペースになっております。ここで地元で有名なメロンを一切れ300円で購入。ちょっと、オザナリな形・・・常温だし。しかし、糖度はバッチリ!これが本日の昼食扱いになってしまいました。


メロン

二階は展示スペース(パス)。一階はお土産物売り場です。もう少し、なにか足りない、惜しいような気持ちを否定できずに退散。


文学碑


風見鮪


浮き球の照明

下り坂の急カーブを三つほどクリアして、下に戻ります。このカーブ、前回は情けないことに曲がれずに止まってしまったんですよね~。今回は余裕を持ってクリアすることができて感激です。これもバリ伝のお陰か・・・(本当か?)。君ヶ浜を走り、銚子ポートタワーへ。ちょこっとお土産を購入。ここで丁度16時。チェック・インの時間となりました。

「中央」さんに向かう途中、本日最大の目的である「鈴女」さんをチェック・・・シャッター閉まってるよ?一抹の不安を抱えつつ、チェック・イン。前回は出遅れたことを反省して、今日は頭を洗って準備を整え、17時には「鈴女」店前に到着。・・・しかし、やはりシャッターが!なぜ?宿のお婆ちゃんに教えていただきました。本日は地元の白子神社のお祭りで、漁もお店もほとんどお休みなんだとか!!出店も一つも出ていないほどの地元中心のお祭りだそうですが、これは大失敗!!・・・オサカナを食べさせてくれるお店を探して、町中をこの後二時間ほどさ迷い歩きました。結局、駅前の「値段は高くて量は少なめ」系のお店に諦めて入ったのですが、東京とあまり変わらないかも・・・。この時点で今回の旅は大失敗だったのではないかと!!

はからずも銚子の町を歩き回ることになりましたが、結構、廃墟が多いんですね。歩道も広いのですが、タイルは色褪せて割れ欠け、侘しい印象が。趣をもって古くなれれば良いのですが、廃れているという印象を抱かせてしまうのは不本意なところなんだろうな~なんて余計なお世話な感想を抱いてしまいました。

とても(料金的に)満腹になれる状況ではありませんでしたので、宿の一階のセブンイレブンでビールとツマミとラーメンを購入して帰還しました。なんだか、失速した情けない晩でしたね~。風呂入って、のんびりビール飲んで、これはこれで楽しいんですけれども。初日はこうして終わりました。