房総単機旅団

原付による房総を中心としたツーリングレポートを中心に、青年から中年、そしてその先へと向かう4匹のおっさんの人生のアレコレを、房総単機旅団と名前だけは勇ましく緩やかに記録する。

銚子攻略作戦(2010・秋)1日目

今年は案外旅団の活動が活発だったのではないでしょうか。春に萌乃誉と旅団長の銚子行、夏はフルメンバーでの一宮行、コミケは残念ながらダメだったものの、飲み会、個人活動も含めれば今年は色々あったのではないでしょうか。

そして今年は旅行としては最後になる銚子行きを決行。今回は萌乃誉とマルボロレッドは多忙につき残念ながら不参加。旅団長と私の2名で、利根川沿いから銚子を攻めるというコースに挑みました。

9:00に神社に集合。七五三の時期のため朝から境内は賑わっていた。そして紅葉のキレイなこと!

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恒例のお参りを済ませ、まずは県道59号(木下街道)、これは白井の湯ツアーでお馴染みの道。途中、これもこのブログではお馴染み回転寿司「大まぐろ」がまさかの閉店という事実を横目にしつつ、予想より渋滞は少なく白井市の丘陵地帯を抜けると景色が拓け一面の田園風景が。この辺りは地図的には印西市の領域になる。個人的な思いでは、通勤に利用している京急・都営浅草線の終点の一つに「印西牧の原」という駅があり、それだけの理由ながら印西市には親しみを感じる。

そこからはスグに利根川に到達、若干拍子抜けした感もあったが、そのまま道なりに利根川沿いをひた走る。利根川到達時の時間は10:30。この道は国道356号線、「利根水郷ライン」といい、その風景は正に水郷地帯。農業用水路が縦横に通り、刈り入れ後の株だけが残った稲が黄色く染まった水気の無い田んぼが一面に拡がり、そこかしこの農家では枯葉を燃やしているらしく焚き火の匂いと白い煙が辺りに漂っていた。昔は東京の住宅地でもこの季節は家々で枯葉を集めて焚き火をしていた事が思い出されて懐かしかったなあ。

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「利根水郷ライン」は走っていて非常に爽快かつスムーズな道で、信号が殆ど無い一直線の道路の為、スピードは全然違うが原付でもまるで高速道路を走っているかのような錯覚を覚えた。

さて、利根川に出た安堵感と直線道路のせいか、突如睡魔に襲われてしまう。そこで本日初の「カフェロップ」登場です。

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コイツは本当に即効で眠気に効きますよ。

話を風景に戻しますが、利根川はとにかくデカイ川です。世界的規模で考えれば中国の長江とかブラジルのアマゾン川などとは比較にならないミニマムな川なのだろうが、河口から70Kmの地点でも、ウチの近所の多摩川(海から5Km程の下流域)の倍くらいの川幅があって、対岸の茨城県側を眺めても見渡す限り平坦な地形で「見渡す限り」という表現が決してオーバーではない。

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利根川沿いを1時間程走ると、道は一旦香取市の市街地に入る。丁度昼時になったので、街道沿いのマクドナルドで昼食、休憩もそこそこに出発。道はまた利根川沿いに戻り、延々と走り続けること30Kmくらいで銚子の中心部に到着。時間は14:00くらいだったか。チェックインにはまだ間があるので、本日の宿「かもめホテル」を素通りして犬吠埼へ立ち寄り、さらに「地球の丸く見える丘公園」へ。ここは前回の房単の旅で行けなかった場所で(旅団長は体験済み)、実際地球が丸く見えるのか?展望台に上ってみました。


・・・地球が丸く見えるかどうかは、各人の感性の問題でしょうか。映像では判りにくいですが、屏風ヶ浦は遠景ながら、一見アイルランドの海岸風景のようで(行ったことないのであくまで脳内想像)良かったです。

そうこうしているうちに程よい刻限となったので、「かもめホテル」へ向かう。ここは、我々房総単機旅団の銚子における定宿(?)「ビジネスホテル中央」がオーナーチェンジにより改名&リニューアルされたということらしい。1Fにチェックインカウンターと簡単なロビースペースが新設されており、インターネットが見られるようにPCが1台置いてある。この日はお客さんが結構入っているようで、旅団長と私は部屋が離れてしまった。

本日のメインイベントはここからです。「鈴女」ですよー。17:00の開店チョイ前に行ってみると今回は行列無し。めでたく我々は最初のお客となりました。それからどんどんお客さんが入ってきて相変わらずの繁盛ぶりではありました。さて今回は「刺身盛り合わせ(2~3人前)」と「ふぐのから揚げ」「マグロカツ」をとりあえずのつもりで注文。

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ところが「とりあえず」頼んだ料理で、完全に腹が満たされてしまいましたよ。やっぱ「鈴女」恐るべし。「刺身盛り合わせ」これが2,3人前でこの量。写真では判りづらいが、ボリューム的に東京の居酒屋の倍はある。もちろん味は倍以上の美味しさで、この時点でちょっと圧倒されてしまった。さらにふぐ唐揚げ、これは絶品。そしてダメ押しのマグロカツ。この3品で完全に満腹&満足です。

いい気分で「鈴女」を後にして、まだ宵の口なので宿の傍のビリヤード場へと流れた。ここは前々から気になっていたスポットで、店内は、バーカウンターがあり、ダーツやスロットも楽しめるアメリカンな雰囲気。映画「告発の行方」でジョディー・フォスターがエライ目に遭ったビリヤード場に似ていた。それはともかくさっそく旅団長とビリヤード十番勝負、男と男の熱い闘いが始まる。

・・・結果は、ドラゴンコーク1勝9敗。ボロボロです。

ビリヤード場を出たのが21:00、駅前のコンビニでつまみを買い、「かもめホテル」へ戻る。各自の部屋で風呂に入り22:00ドラゴンコークの部屋(307号室)で恒例トランプ大会(2人だけど)開催。ポーカーをひたすら続けて、「先に30勝したほうが勝ち」というデスマッチの結果は、ドラゴンコークの30勝29敗!辛くも勝ちました。時刻は0:00を回り、お開きとなりました。長くも濃い1日がこれで終了。

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部屋飲み時のワンカップ「てうし」ラベルデザインがよいですね。