房総単機旅団

原付による房総を中心としたツーリングレポートを中心に、青年から中年、そしてその先へと向かう4匹のおっさんの人生のアレコレを、房総単機旅団と名前だけは勇ましく緩やかに記録する。

年末年始にいつもの銚子へ

明けましておめでとうございます。

相も変わらず大した芸もなく、大した旅もいたしませんが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

昨年に続き、年末年始は銚子へと走った。

昨年は冷たい雨に降られバッテリーがリークしてエンジンが止まるは、新品のなっがいネジクギを後輪に突き刺してバーストするはで地獄のような旅になってしまい、非常に印象がよろしくなかったので所謂リベンジ走行かな。

打って変わって今回は晴天に恵まれ、たいへん穏やかな走行に。途中、道の駅水郷で休憩をとるもハイなペースで走り切ってしまう。十時頃に出発して、銚子着は三時前だった。さすがに宿はまだ開いていないのだけれど、安物の中綿ジャケットによる疲労感が強かったのでそれ以上走るのは止めた。銚子大橋を臨むデッキにて撮影なんかをしながらダラダラと過ごす。

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午後三時でもこの季節だと夕方の日差し:銚子大橋

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デッキに長く伸びるイヴの影

四時前に定宿の「かもめホテル」さんに赴く。

ちょっと早いチェックイン。いつも優しく迎えていただき恐縮です。

なんだか「訪れた」というよりは、「帰ってきた」という印象になってるかな。くつろぎ過ぎて申し訳ないカンジ。

さて、今年最後の晩メシなんだけど、昨年同様にお店は開いていないか、営業していても常連さんで満員なので入るワケにはいかない。あきらめてセブンイレブンでいろいろと購入する。銚子でもパスモで支払いできるんだと感心したり。

久方ぶりに紅白なんかを見てしまったりして今年は終わった。

 

元日、銚子と言えば日本一早い初日の出なんだけど、ここ数日間続く体調不良により早起きは難しく、六時半くらいに起床。八時前くらいに宿を出て走り出す。すると反対車線をものすごい数の車が走ってくるではないか。皆さん、いつもより遅くない?と思いつつ君ヶ浜まで走ってみると…厚い厚い雲のへりに太陽が引っ掛かっているではないか。そういえば昨年もこの雲に阻まれて日の出がかなり遅れたのを思い出した。皆さま寒い中をお疲れさまでした!

てなワケでまあほぼ初日の出ということでお許しください。

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概ね初日の出ということで!

雲でどんよりしているので、海は眺めずに走ることに。

とりあえず九十九里方面に南下。昨年と同じ道で、道の駅「オライはすぬま」を目指してみることに。

絶好調のイヴは上り坂もカーブも易々とクリア。不安げなくどんどん走る。国道30号を走られている地元の方々はさすがに慣れたモノで、危なげなく追い越してくださるので助かる。時々殺す気かというヤツもいるけれども、どちらかというと稀だ。

蓮沼手前の栗山川が海に入る辺り(素直に河口と書け)で、海と写真を撮れとイヴにせがまれて引き返して撮影。でも、海遠いよ…。

 

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イヴと海(遠いね…):蓮沼あたり

そこから更に少し先に蓮沼海浜公園への入り口があり、海岸へ出られるかもしれないと思い左折。予想通りに元日から三日までは海水浴場への立ち入りが許されていた。

イヴは砂浜の手前で待っていてもらって、波打ち際まで写真を撮りに。ライディングブーツは砂浜には向かない…。

どんよりした雲が大分消えてくれたので、なかなかのロケーション。何枚か撮影。しかし、近寄り過ぎたために波に足元を洗われるハメに!幸い、新品のブーツに浸水は無し。しかし、ズボンの裾を含めて砂だらけになってしまう。海水なんで、乾いても完全には落ちない。どこかで水洗いしなければ~

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撮影直後に波にやられる:南浜海水浴場あたり

道の駅「オライはすぬま」は間近だと油断して走ってまさかの見落とし通過。新春早々自らの間抜けを呪いつつ更に南下すると、「海の駅九十九里 わたしの店」という看板を発見。立ち寄ってみることに。

元日なのになかなかの人出。バイク置き場の大型三台の横にイヴを待たせて休憩。日差しが暖かい。しばし、水分補給しつつ身体を休める。ああ、撮影を忘れてるよ俺のバカ。

間もなく大型のオーナー三人が戻ってきて、「うっそ、GAGが停まってる~!」と叫びだした。飛び上がりながらw

二十代前半のカワイイ男の子たちだったが、その一人が異常に反応している。あまりに興奮しているので近づけず、少し熱が冷めたであろう頃に(出発もしたいので)ふらふらと戻ってみると、当然ながら興奮して話しかけてきたw

高校生時代に欲しいと思い真剣に検討したが、値段が高くて手が出なかったとのこと。イヴとの馴初めwをぽつぽつと話してみると興味津々。「とてもキレイなGAGですね!」とべた褒め。「それでは皆さんお気をつけて」と走り去る際にも「いいな~、GAGかわいいな~」と褒め殺し状態。イヴが褒められると自分のことのように嬉しい。若者よ、君のおかげで元日からホクホクな気持ちにしてもらえたよ。ありがとう。でもイヴはやらんぞ、俺っちの恋人だからな!(深刻な病気)

でもまあ、あえて言わなんだけど、社会人ぽかったし、二台持ちも悪くはないぜい。人生案外短いし、そんだけ情熱があるなら三十年モノのGAGでも楽しく乗れるんじゃないかな?日本のどこかに君が迎えに来てくれるのを心待ちにしているGAGがいるかもしれないよ。俺っちのイヴのようにね!

 

気分よく引き返し。行きよりもハイなスピードで君ヶ浜まで戻ってきてしまう。

午後になり好天也。一時間近く海を眺める。ああ、何度訪れても飽くることなし。

 

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午後になると雲一つない晴天に:君ヶ浜より犬吠埼灯台を

またまた早めだけれど、三時に「かもめホテル」さんに戻る。お土産を購入して、発送の手続きをしたかったので。

宿に入れなければ駐車場にイヴを待たせて直接「銚子セレクト市場」に赴こうと思っていると、細身のお兄さんが「宿泊の方ですか?」と話しかけてきた。なんとこの方、メールや手紙なんかでしかコミュニケーションしていなかったオーナーの宮内氏だったのだ!

駐車場で固く握手をしつつ、長々とお話しをしてしまった。宮内家の皆さんも自分が泊まると喜んでくださっているとのこと。あ、ありがた過ぎ!もう一生銚子では「かもめホテル」さんにしか泊まるまい!

気さくでかつ優しい方でした。柔らかい好印象の方でした。またお話しできる機会があると嬉しいなと思いました。デスマス調です。

下の画像、どうということもない夜景だけど、ホテルの窓からこれを見ると「ああ、銚子にいるな」と落ち着いた気持ちになる。建物の向こう側には利根川が流れていて、昼間は銚子大橋も眺められるのだ。

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かもめホテルさんからの夜景

最終日~二日~

体調が絶不調なので早々に帰ってきてしまう。

なんと銚子は朝方は本格的な雨降りになってしまい焦るが、天気予報では晴れの一日ということだったので、局所的なにわか雨だと判断。予想通りに八時頃には晴れてきたので無事走り出す。ただ、この三日間で一番寒かったかな。

江戸川区にてイヴにゴハンを。この三日間で、6.31リットル、864円也。相変わらずの燃費の良さで助かるよ。

そしていつも通りにイヴをピカピカに。

走行距離は、2,490Kmほどに。今年もヨロシクね、イヴ。

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ピカピカだねえw