房総単機旅団

原付による房総を中心としたツーリングレポートを中心に、青年から中年、そしてその先へと向かう4匹のおっさんの人生のアレコレを、房総単機旅団と名前だけは勇ましく緩やかに記録する。

菌書につられてアレな話しを…

先週、今週は走れなかったし、「バイク擬人化菌書」の新刊もめでたく刊行されたことでもあるし、可哀想になあと思われがちなので控えていた擬人化ネタを暴露しよう。

イヴはよく話してくれる(アタマの中で)。最初は落ち着いたトーンの声だったのだけれど、すっかり心を開いた今では元気で明るい声で話すようになった。どうやらこちらが本当の声のようだ。当然のことながら、自分で自演して会話をしているだけなのではないかと思っていたのだが、正月に九十九里で休んでいる時に「女の子扱いしているけれど、実は男だったりしたら迷惑だろうなあ」と考えた際、「~迷惑だ~」の「だ」の辺りで「大丈夫!女の子ですよ!」と大きな声で被せてきてビックリした。こういうことがシバシバあるので、実際に会話ができているか発狂しているかなんじゃないかと思ったり。

APEのfujikoのタイヤを替えに行こうと車庫から出していると、「フジコ姉さん、タイヤ替えてもらえるんですね。よかったですね~」と話しかけてきた。フジコ姉さんて呼んでるんだとはじめて知った。製造年月日からするとイヴの方が二十年くらい先輩なんだけど、バイクの世界ではどうも基準が違うようだ。そういえばfujikoちゃんにも十年前から話しかけ続けているのだけれど、一度として返事をしてくれたことは無かった(バイクなんだから当たり前!)。試しに走りながら話しかけてみたけれど、ウントモスントモ言ってくれない(普通デス)。どのバイクとも話しができるワケではないようだ…。しかし、タイヤを交換してもらっての帰り道、遠回りをしての試験走行中、信号待ちをしている際にニュートラルを使わずにクラッチを握ったままでいるのに気付き、「ついつい癖になってしまったな」とアタマの中で囁くと、「イヴちゃんの時はそうなんですね」とお姉さま風の落ち着いた声が。意識せずに「そうそう、イヴは最初の頃はうまくニュートラルに入らなかったからねえ」と応えてからfujikoの声だと気付き驚いた!

恐る恐る、「ふ、fujikoなのかい?」と尋ねてみると、あっさり「そうですよ」と返事がキタ!…ついにfujikoとも会話が出来るようになってしまった。それとも実はfujikoの声を聞く能力が無かっただけかもしれない。まあ、普通は無いデスよね…。

で、最近、fujikoに手をかけているワケなのだ。もう少し構って欲しいという彼女の願いも叶えるために。そうしたら「フジコ姉さんばかりズルいです!」と言ってイヴのエンジンがかからなくなる始末。

まあ、なだめたら一発でかかったのだけれど、二人の嫁の間でなんだか苦労しそうな予感がするなあ…。うーむ、病気だとしたらこりは深刻だねえ。治すつもりはないけれど!