房総単機旅団

原付による房総を中心としたツーリングレポートを中心に、青年から中年、そしてその先へと向かう4匹のおっさんの人生のアレコレを、房総単機旅団と名前だけは勇ましく緩やかに記録する。

平成から令和へ銚子ツーリング

毎度の1パターンで恐れ入りまくりの銚子ツーリング也。

平成最後の日に旅立ち、令和元年を愛する銚子で迎えたいという計画だったのだが、二泊三日中ずっと雨に降られてドロドロドロドロツーリングになっちまった!

雨になるのは確定だったので、イヴはお留守番。雨でも走れるように着々と仕様を変更していたフジコ姉さんに頑張ってもらうことにした。

初日、平成最後の日、のっけから大雨。本日は到着することを目標に定め、九時頃ゆっくりとスタート。リアキャリアーにゴミ袋を被せたスポーツバッグを括り付け、バックパックには最小限の荷物のみを入れた。携帯工具その他は今回追加した装備のフロントバッグに収納。これとても良いっす。そしてまだ二回くらいしか使用したことのないバイク用のレインウエアを装着。赤と黒なんでフジコ姉さんジャストフィット。ただメットが青だw

ちょっと走っただけで、ネイキッドの雨中の安定性にこの選択で正解だと気付かされる。それでもマンホール等の滑りモノを踏まないように慎重に走行。スピードも意識して抑えめに。

途中、道の駅の水郷に寄るも、ドロドロなんで何も食せず、水分補給をしてまた走り出す。ほぼ休まずにそのまま走り続けたところ、予想よりも早く到着してしまったので君ヶ浜まで走って海を眺める。疲労度は高い。

久しぶりのお泊りツーリング&銚子なので、フジコ姉さんもはしゃぎ気味でそこそこ話しかけてくれたものの、あんまりなドロまみれにはさすがにマイっている様子。

早めに戻り、いつものデッキの水道でフジコ姉さんを洗えるだけ洗ってあげる。

晩、ショックなことに鈴女は定休日だった…。傘をさしてあちこちウロつくも、結局駅前の普通の居酒屋に入ってしまう。刺身と蛸の天ぷらで一杯呑んで帰る。令和の瞬間を待ちたかったが、疲労度が高く、不甲斐なく寝てしまう。初日終了。

翌日、令和元年初日。朝から雨降り。しかし、メゲずに鹿島神宮を目指す。銚子大橋を初めてフジコ姉さんで渡る。はしゃぐ姉さんwしかし、この橋は大きく立派なのだが、渡ってみると片側一車線で割合と狭く、バイクでコケようものなら後続のクルマに轢かれて死んでしまう系の恐ろしい橋でもあったりするのだった。

124号を走って、到着する頃にはドロドロドロドロ…。物凄い数のクルマが駐車場の空きを待つ中、悠々とその脇を抜けてバイク置き場(無料)に到達。この辺りドロドロになった甲斐があったというもの。

鹿島神宮は「令和元年初日の御朱印」「流鏑馬」と重なっているために人出が多いのだが、それにしても多過ぎだ。特に御朱印待ちは何時間待っているかわからないレベルで、待ちの列は伸びる一方。普通に参拝するのも一苦労だったが、奥宮までしっかりとお詣りさせていただきました。ありがたい。

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奥宮でございます

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画像の左側に大国主命の社が

流鏑馬は、馬が滑らないように参道の真ん中を耕して道を作るのだけれど、そのままでは柔らか過ぎてこれまたウマく走ることができない。適度に踏み固める役割を六頭ほどのポニーの皆さんが担われていた。涎を垂らしながら何往復もする様には頭が下がる思い。お疲れさまです。それだけを感心して眺めて、流鏑馬は待たずに人出から逃げてしまった。

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ポニーと騎手の皆さんお疲れさまです

この後、晴れていきなり暑くなる。さっきまで寒さに体力を削られるほどだったのに。極端な変化に装備が対応できない。今回は51号を潮来を巻くように走り、水郷大橋を渡って356号に入るルートを選択。これまた初めて走る道。

晴れて路面がドライになると転倒の危険度がぐっと下がるので、そこそこスピードを出して走ることが可能に。新しいタイヤはなかなかの性能で、走るのは楽しい。ただ、どうも自分はセパハンに向いているようだ。実はずっと楽なはずのネイキッドの方が疲労度がナゼか高い。そしてかなり尻が痛い…。このあたりは個人差なんだろうなーなんて。

51号はなかなか走り易くて良いかも。狭くて危ないトコロもあるが、だいたいは広い。

水郷大橋を渡って、昨日も寄った道の駅で休憩。この辺りからまた天気が急変して雨降りに。降り出した途端に寒くて凍える状態に。これはまいってしまう。そそくさと銚子に戻る。

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フジコ姉さん旅ヴァージョン

デッキで洗った後のフジコ姉さんを撮影。今回、天候のせいでカメラが取り出し難く、極端に画像が少ない。まあ、仕方ないねえ。

土産物を手配して、恐る恐る鈴女に行ってみると待ちが十人ほど。今日は運良く開店とともに入ることができた。昨年は無かった河豚の唐揚げを生ビールで堪能し、中トロ丼で仕上げるのであった。満足也。

三日目も雨降りが予測されていたので、五時半に起床して早めに出発。しかし、白井辺りで大雨に見舞われる。凍えながらもなんとか無事に帰宅。フジコ姉さんをブラシで磨き上げるのであった。

なかなか厳しい旅だったけれども、フジコ姉さんと久しぶりに旅ができて幸せでした。今度は晴れた日に走ろうねw